ベトナム税関総局が公表した2017年5月の自動車輸入台数は、前年同月比19%減の9,935台だった。国別の輸入元は、タイが前年同月比63%増の3,906台、インドネシアは同9.9倍の2,702台で、東南アジア諸国連合(ASEAN)の2カ国がけん引した。
単月の伸び率では、タイとインドネシアのほか、米国が前年同月比65%増(367台)と好調だった。対してインドは同98%減の84台と大きく減少した。また韓国が同70%減の695台、中国が同46%減の882台、日本は同24%減の422台となるなど、東アジアからの輸入も前年実績を下回った。
1〜5月の輸入台数は、前年同期比5%増の4万3,274台だった。輸入元別では、タイが同27%増の1万5,930台、インドネシアが同7.1倍の8,683台となった。一方、インドは同14%減の5,058台、韓国が同42%減の4,408台などとなった。
14日付サイゴンタイムズによると、1〜5月の輸入車のうち9人乗り以下の車については、インドネシアが約7,200台と最大となった。トヨタ・ベトナム(TMV)がスポーツタイプ多目的車(SUV)「フォーチュナー」を輸入していることが要因。次いで、タイが約5,800台、インドが約4,900台、韓国が約1,800台、日本が約1,600台だという。


