ベトナム建設省が、建設工事で利用する土砂をカンボジアから輸入することを検討している。既に商工省と財務省、天然資源・環境省に意見を求める書面を送った。土砂の需給逼迫(ひっぱく)を緩和する目的だ。14日付ダウトゥ電子版が報じた。
国内の土砂の需要は2015年の9,200万立方メートルから20年には1億3,000万立方メートルまで拡大すると見られる。特に南部の一部では需要が旺盛な一方で供給は減っており、今後の不足が予測される。このため一部企業は建設省にカンボジアからの輸入を許可するよう働きかけていた。
建設省は、ベトナムの基準に沿った土砂を国内に輸入することで品質を維持し、第三国には輸出しない前提で検討を進めている。
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