ホーチミン市の1区で、セブン―イレブンの1号店がオープンした。朝から店の前には行列待ちのお客や関係者、報道陣の熱気がすごかった。ベトナム風サンドイッチ「バインミー」などを店内で調理できることがウリという。
ホーチミン市では、月内にファストファッションH&M(ヘネス・アンド・マウリッツ)もオープンする。昨年にはZARAも1号店がオープンし、高島屋もできた。ベトナム全体の1人あたりの国内総生産(GDP)は2,050米ドル(約22万5,000円)ほどだが、ホーチミン市に限って言えば5,200米ドルを超えている。
ASEANの平均が4,000米ドルほどだから、ベトナムもそれなりの購買力がついていると企業側も判断しているのだろう。生産拠点としてだけでなく、消費市場としても注目を集めつつあるベトナム。消費者の熱が社会をどう変えていくのか、楽しみは多い。


