7年ぶりに訪れたベトナム・ホーチミンは以前より華やいで見えた。海外のアパレルブランドが入った商業施設や日系百貨店。通りを歩く着飾った女の子たち。
繁華街ドンコイエリアに、新進気鋭のデザイナーのショップなどが集まる古いアパートがあった。かわいい容器に入ったシャンプーやリップバームを販売するお店には、女の子が1人座っていて、日本から来たと言うと喜んでくれた。隣にはおしゃれなカフェがあり、店員さんたちが楽しそうにおしゃべりしている。テラスに座り、マンゴーライチスムージーを飲みながら、開発が進む街並みを眺めた。
ベトナムでは今、起業する若者が増えているという。この古いアパートからもいつか、世界で活躍する逸材が現れるかもしれない。可能性を信じる強さと、失敗を恐れない勇気。ホーチミンの町は未来への希望に輝いていた。


