日本の海上保安庁とベトナム海上警察は16日、ベトナム中部ダナン沖の南シナ海で合同訓練を実施した。南シナ海への進出を強める中国をけん制する狙いがある。南シナ海の領有権を中国と争うベトナムは、海上警備能力の強化に向けた日本との協力を進めている。
合同訓練は、領海内での第三国の違法操業漁船取り締まりを想定。日本とベトナム双方の船が、ヘリコプターも使って漁船を停止させ、船員を逮捕する訓練を行った。
日本からは新潟海上保安部所属のヘリコプター搭載型巡視船「えちご」、ベトナム側からは、日本が供与した中古船を転用した巡視船が参加した。(ダナン共同)


