ハノイ証券取引所(HNX)はこのほど、デリバティブ(金融派生商品)市場を8月初めに開設する計画を明らかにした。6月29日付トイバオキンテー電子版などが報じた。
HNXのグエン・ティ・ホアン・ラン副所長によれば、市場開設に向けて法制度、技術インフラともに整備が完了したという。当面はホーチミン証券取引所(HOSE)の主力銘柄「VN30」を基にした先物取引を行う。財務省は現在、国債先物取引についても検討中だという。
HNXは5月から6月にかけて、ティンブオン銀行証券(VPBS)、ホーチミン市証券(HSC)、サイゴン証券、BIDV証券(BSC)、VNダイレクト証券、バンベト証券(VCSC)の6社を、デリバティブ取り扱い証券会社として公認している。投資家はこれらの証券会社に専用口座を開設して取引に参加する。


