世銀案件で入札違反、請負業者に重い処罰
ベトナム運輸省はこのほど、世界銀行が支援する国道改良案件の入札書類に、故意に誤った情報を記載した請負業者2社に対し、入札への参加を3年間禁止するなどの厳しい措置を取った。11日付ダウトゥ電子版が報じた。
運輸省道路総局が事業主となった国道6号線改良案件のパッケージ2件について、入札に参加した3社の提出書類に虚偽の情報が記載されているとの告発があった。運輸省査察部が調べたところ、タイビン道路管理社と234道路建設管理社の提出書類に記載された売上高が、入札参加資格を満たすために実際より水増しされていたことが発覚。2社はこれを事実と認めた。
運輸省は入札法に従って2社に対し、運輸省が管理する案件と世界銀行が支援する案件の入札への参加を3年間禁止するとともに、それぞれ共同企業体(JV)の契約を解除し、契約保証金を没収した。政府開発援助(ODA)や政府予算を使用する案件での入札違反行為に対する最も重い処罰に該当する。


