2017年07月14日

ベトナム 4〜6月期の人材需要、製造業が4割

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4〜6月期の人材需要、製造業が4割

人材紹介大手エン・ジャパン傘下で、ベトナム最大手の求人サイト「ベトナムワークス」や「ナビゴス・サーチ」を運営するナビゴス・グループは12日、2017年第2四半期(4〜6月)の求人状況に関する報告書を発表した。中間・上級管理職の人材需要のうち、製造業が4割を占めた。

製造業のうち、建設や電気・電子、電機といった業界での人材需要が最も大きかった。製造業に続いて需要が大きかったのは消費財・小売業界で、全体の17%を占めた。特にアパレル・アクセサリーや食品・飲料の業界で需要が大きいという。

IT業界の人材需要は14%を占め、3番目となった。このほか、金融や医療、ホスピタリティが続いた。報告書では需給が逼迫(ひっぱく)している分野として、フィンテック(ITを活用した金融サービス)を挙げる。フィンテックは人材の需要が高い一方で、人材は足りていない。企業は外国人をベトナムに呼ぶか、新卒者を採用して訓練するケースが増えているという。

第2四半期は韓国企業の求人が増加しているが、高学歴で高い水準で韓国語を使いこなす人材は少ない。北部で人材が必要な場合でも、南部で雇用して北部に配置するケースが増えているという。

報告書は中国企業の採用状況について「特に南部の繊維・アパレル産業で投資が増えている」と説明。工場の規模は、当初は100〜200人の規模から始まり、輸出の需要に応じて2年目から400〜500人規模に拡大するケースが多い。100%中国資本の企業よりも、欧州企業などとの合弁会社に人気が集まる傾向がある。

posted by HA-NAM at 06:59| ★経済・株価・金利★ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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