2017年07月14日

ベトナム 外国ファンド、FV病院に大型出資へ

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外国ファンド、FV病院に大型出資へ

フランス人医師がホーチミン市で立ち上げたFV病院は、シンガポールとインドに拠点がある民間ファンド、クアドリア・キャピタルから数千万米ドル(1,000万米ドル=約11億3,500万円)の出資を受ける。12日付VNエクスプレスが報じた。

出資の詳細は明らかにされていないが、クアドリアの創業者兼社長のアミット・バーマ氏によると、出資期間は最大5年。手始めに向こう1年で1,000万米ドルを投じて新たな診療所を設立するとともに、医療設備の更新、医師などの人材拡充を図る。

またFVはクアドリアの出資を通じて、中部や南部メコンデルタ地方の10カ所で診療所を立ち上げる。ジャンマルセル・グイロン院長は、「来院する患者の2割は、近隣省や中部、南部から来る。地方進出により、患者の時間節約や健康に貢献できるとともに、ホーチミン市の本院の医療水準も維持できる」と説明している。

FVは2003年にフランス人医師のグイロン院長らが設立し、ホーチミン市7区フーミーフンに本院がある。診療科は30以上あり、病床数は220。ベトナム人だけでなく、カンボジアやラオス、ミャンマーからも患者が訪れている。

クアドリアは、医療分野を中心に投資を行っており、運用資産は15億米ドルあり、アジア太平洋の7カ国・地域で18案件に投資している。

posted by HA-NAM at 07:05| ★経済・株価・金利★ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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