ラーメン専門店「一風堂」やラーメンダイニング「五行」などを運営する株式会社力の源ホールディングス(福岡県福岡市)は、ベトナムでの多店舗展開を目的として、ベトナム3都市でイタリアンレストラン「Pizza 4P’s」を運営するPizza 4P’s社(ホーチミン市)との間でライセンス契約および資本提携に関する 基本合意書を締結する。締結日は8月中旬の予定。
力の源ホールディングスは、ラーメンを中心とした日本の食文化を世界に伝えるべく日本国内外での新規出店を積極的に進めており、6月30日時点で海外12か国に69店舗を出店している。中でも東南アジアを新規出店の重点エリアの1つとし、ベトナムでの多店舗展開を目的としたライセンスパートナー企業の候補複数社と協議を進めてきた。
一方、Pizza 4P’s社は2011年5月創業、2015年9月設立で、ハノイ市、ホーチミン市、南中部沿岸地方ダナン市の3 都市において「Pizza 4P’s」6店舗を運営し、各地でのドミナント出店やフランチャイズ(FC)化、および電子商取引(eコマース=EC)販売による事業拡大を推進している。
今回のライセンス契約では、力の源ホールディングスが所有するノウハウや商標を用いて「一風堂ラーメン・レストラン」をベトナムで設置し、運営する権利をPizza 4P’s社に対して許諾する。事業の開始日(IPPUDOの運営開始日)は2018年初旬の予定となっている。
また資本提携では、力の源ホールディングスがPizza 4P’s社の株式を100%保有する親会社として、7月31日にシンガポールで設立予定の4P’s Holdings社に出資する。なお、4P’s Holdings社は設立後にPizza 4P’s社の全株式を取得し、100%出資子会社化する予定。


