2017年08月11日

ベトナム フェイスブックで大麻売買 愛知県警、所持疑いで7人逮捕




フェイスブックで大麻売買 愛知県警、所持疑いで7人逮捕

大麻を販売する目的で所持していたとして、愛知県警は、大麻取締法違反(営利目的所持)などの疑いで、福岡県に住むベトナム人男女ら計7人を逮捕した。捜査関係者への取材で分かった。男女はインターネットの会員制交流サイト(SNS)「フェイスブック」で注文を取り、全国各地に大麻を配送していたとみられる。




 捜査関係者によると、福岡県の自宅などで、大麻約200グラムを営利目的で所持していた疑いが持たれている。男女はベトナム語のフェイスブックを使い、顧客とインターネット上でメッセージをやりとりして大麻を販売していたらしい。

 愛知県警は8日、大麻を販売したとみられる福岡県の男女2人の関係先や、この男女から大麻を購入したとみられる愛知県のベトナム人の男の自宅を家宅捜索。大麻が見つかったため3人を現行犯逮捕した。さらに10日には、別の顧客とみられる男らの関係先を捜索。大麻を所持していた4人を新たに逮捕した。




 ネットで販売する手口の大麻取引が横行しているという情報に基づき、県警がインターネット上の捜査などを進めた結果、福岡県内を発送元とする販売ルートが浮上。このベトナム人男女らが関与した疑いが強まった。ベトナム人による犯罪は、2015年に全国の警察が摘発した刑法犯事件で国籍別で最多。万引などが目立つが、薬物絡みの犯罪への関与も増えている。

◆SNSで手軽に薬物、摘発数急増

 大麻を密売目的で所持していたとして逮捕されたベトナム人の男女は、フェイスブックに販売をほのめかす文句や写真を掲載していた。国内では近年、スマートフォンの普及でフェイスブックなどSNSを利用する人が増えた結果、手軽に薬物を入手しようという動きが広がり、薬物取引の増加の一因になっている。




 警察庁の委託を受け、インターネット上の有害情報を監視する団体「インターネット・ホットラインセンター」(IHC)によると、ネット上で規制薬物の広告や乱用に関する違法情報と判断されたのは、2015年に3935件に上った。増加の背景には、ネットを介した薬物取引の需要の高まりがあるとみられる。

 関係者によると、ネットでの薬物取引は宅配便などを使って薬物を送り届け、スマートフォンで決済するなど、個人でもやりとりしやすい仕組みになっている。密売人と全くつながりがなくても短時間で手に入れることができる。

 こうした簡潔な取引の拡大で、薬物事件は近年多発傾向にある。全国の警察による大麻所持の摘発件数は、13年の1719件から16年には2861件と1・7倍に増えた。

 薬物依存症からの回復を支援する名古屋ダルク代表の柴真也さんは「都市でも地方でも、SNSを使ってより簡単に薬物が入手できる現状がある。薬物を広める流れをやめ、乱用を防ぐ対策をしっかり考えなければならない」と話している。




posted by HA-NAM at 04:16| ★経済・株価・金利★ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする