日本の絵本をベトナム語に翻訳して出版する取り組みが始まり、ハノイで30日、記念式典が行われた。ベトナムの子どもが本に親しむきっかけをつくり、想像力を養うのに役立てるのが関係者の願いだ。年内にあと2回、さらに来年からは毎月1〜2冊の発行を目指す。
今回、出版するのは「からだのみなさん」など日本の福音館書店(東京)の3冊。
翻訳、発行を手掛けたハノイの広告・編集会社のレ・ティ・トゥ・ヒエン社長(39)は、日本の絵本について「絵が美しい。動植物を主人公にした物語も多く、内容が面白い」と言う。平易な表現を考えて翻訳したと説明し、「多くの子どもに手に取ってほしい」と語った。
ヒエン社長らは3年前から月2回、絵本の読み聞かせの会をハノイで開いている。今年3月、訪越した皇后さまから「励ましのお言葉をいただいた」のを機に、出版の話が具体化したという。
今後は、地方の子どもに触れてもらうための仕組みづくりなども、日越の関係者と検討する。日本の梅田邦夫駐越大使は式典で「できるだけ支援したい」と述べた。


